ラフカディオ・ハーンの英語クラス
黒板勝美のノートから

四六倍判(26㌢×19㌢)/176ページ/上製
978-4-86329-106-5
定価 3200円 (+税)
2014年10月発行
紹介

明治25〜26年、当時熊本五高生だった黒板勝美(くろいた・かつみ、1874〜1946、東京帝国大学教授、国史学界の大御所、『国史大系』編纂者)がラフカディオ・ハーンから受けた英語授業の自筆ノートが東京大学文学部英文科研究室の市河文庫から発掘された。現代の英語教育を先取りした、比較文化的な見方が随所に光る。過去2作の関連書とともにきわめて貴重な資料であり、文学者・教育者としてのハーンの実像がさらに鮮明になる。

著者

平川 祐弘

ひらかわ・すけひろ
ひらかわ・すけひろ

※著者名の“祐”はへんが“示”のもの
1931年7月東京生まれ。東京大学名誉教授。
主な著書に『ルネサンスの詩』(沖積舎)、『和魂洋才の系譜』(平凡社ライブラリー)、『小泉八雲  西洋脱出の夢』(新潮社/講談社)、『ラフカディオ・ハーン  植民地化・キリスト教化・文明開化』(ミネルヴァ書房)、『アーサー・ウェイリー『源氏物語』の翻訳者』(白水社)、ダンテ『神曲』(翻訳・河出文庫)、マンゾーニ『いいなづけ』(翻訳・河出文庫)、『竹山道雄と昭和の時代』他多数。

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