紹介
ハーンは熊本五高生たちに英語をどのように教えていたのかーー。明治26−27年、ハーンから直接英語を習い、その授業内容を克明に記録した五高生の《講義ノート》が始めて発見された。この貴重なノートから明らかになるハーンの熊本時代の実像。「講義ノート」全文(英文)復刻とその翻刻、日本語訳と注を収録。「講義ノート」発見の経緯とその価値および意義を、比較文化の面から、さらに英語教育上のハーンの独自性について平川祐弘氏(東京大学名誉教授)、西川盛雄氏(熊本大学名誉教授)が解説。ハーン愛好者、英語教育・英語研究者におすすめの貴重な文献。
著者
平川 祐弘
ひらかわ・すけひろ
ひらかわ・すけひろ
※著者名の“祐”はへんが“示”のもの
1931年7月東京生まれ。東京大学名誉教授。
主な著書に『ルネサンスの詩』(沖積舎)、『和魂洋才の系譜』(平凡社ライブラリー)、『小泉八雲 西洋脱出の夢』(新潮社/講談社)、『ラフカディオ・ハーン 植民地化・キリスト教化・文明開化』(ミネルヴァ書房)、『アーサー・ウェイリー『源氏物語』の翻訳者』(白水社)、ダンテ『神曲』(翻訳・河出文庫)、マンゾーニ『いいなづけ』(翻訳・河出文庫)、『竹山道雄と昭和の時代』他多数。
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