紹介
ストレスや疲労からくる現代の病いの根源を考える。「痛み」は身体にとってどのような意味があるのか。発熱や痛みは自然治癒への原動力なのだということを知り、自身の身体の豊かさを信じてストレス社会を生きる。そのヒントを先人の知恵にも求め、自身の経験から得た知見とともに伝える一冊。
目次
第一章 患者が治療家を叱る
第二章 痛みは命の賜り物
第三章 風邪は自然の贈り物
第四章 仁術から算術へ
――鎮痛・解熱剤が医療を産業に育てた
第五章 リピトールをめぐって
第六章 創り出される難病
第七章 安産・子守り操法縁起のこと
「自然との和解」へ向けて
著者
古良 和仁
こりょう・かずひと
1946年東京生まれ。整体治療家。法政大学文学部卒。25歳のときに野口晴哉氏の整体法に出会い衝撃を受ける。以後、その意味を考えながら、今日にいたる。