日本の鉱山を巡る《下巻》
人と近代化遺産

A5判/468ページ/並製
978-4-86329-130-0
定価 3000円 (+税)
2016年1月発行
紹介

日本各地の主要な鉱山27か所を20年以上かけて踏査。各鉱山の歴史、そこで尽力した人々の人物史、生産の現場を支えた人々の努力の跡を現地調査と膨大な資料から丹念にまとめた労作。また、各鉱山を歩いたエピソードも記録しているので、地図と合わせて読むと現地を歩いてみたくなる。そして見どころが要領よく紹介されている。上巻で11鉱山、下巻で16鉱山を収録しており資料的価値も高い。下巻では、夕張・常磐・宇部・筑豊・三池の炭田や新潟・相良(静岡)の油田、別子の銅山等充実した内容構成となっている。

目次

【下巻】夕張の炭田/秋田の黒鉱鉱山/常磐の炭田(福島)/新津と長岡の油田(新潟)/相良の油田(静岡)/神岡の亜鉛鉱山(岐阜)/美濃赤坂の石灰鉱山(岐阜)/丹生の水銀鉱山(三重)/丹波のマンガン鉱山(京都)/吉岡の銅山(岡山)/別子の銅山(愛媛)/宇部の炭田(山口)/筑豊の炭田(福岡)/三池の炭田(福岡・熊本)/鹿児島の金山と錫鉱山

【上巻】
釜石の鉄山/足尾の銅山/日立の銅山/佐渡の金銀山/甲斐の金山・伊豆の金山/生野の銀山・多田の銀銅山/奥出雲の鉄山と鑪・千種の鉄山/石見の銀山

著者

園部 利彦

そのべ・としひこ

1956年岐阜市生まれ。京都大学大学院工学研究科修了、岐阜県高校教員(理科)。著書に『化学者111話』、『21世紀の科学を読む』、『命と医療を考えるとき知っておきたい科学者と科学史』他。

弦書房より発行の関連書籍

日本の鉱山を巡る《上巻》