紹介
北九州・小倉から赤間、箱崎、姪浜を経て唐津までおよそ130キロ。日本の近代化に伴ってすでに消えてしまった道、やがて消えてしまうのではないかという道、保存がきちんとなされている街筋など、かつての往来のにぎわいを思い描きながら、橋を渡り峠をこえ、史跡を訪ね、商店街の角を曲がって丹念にたどり直した街道歩きガイド。
幕末の志士たちゆかりの碑、秀吉ゆかりの太閤水、元冦防塁跡、二十六聖人の歩いた道、虹の松原など歴史を彩る見どころも多い唐津街道を行く。
著者
島村 利彦
しまむら・としひこ
しまむら・としひこ
昭和9年、福岡市生まれ。 昭和24年から三菱化成勤務。平成8年から17年まで遠賀町文化協会事務局長。 現在、遠賀町文化協会会員。