紹介
スウェーデンで10年間暮らして実感した幸福度の中身を分かりやすく紹介します。
教育費無料、失業後の職業訓練も無料、人権、環境、福祉の問題などすべてを他人事ではなく自らのこととして考えようとする自立した国民性にふれて思わず納得してしまいます。政治の動きにも、小学生の頃から積極的にかかわるように教育されており、それが投票率80~90%を実現し、政治家との間に信頼関係を築いています。仕事と休暇に見事なメリハリを創り出している北欧の国々から日本を考えてみるための一冊。
著者
鈴木 賢志
すずきけんじ
1968年東京都生まれ。明治大学国際日本学部教授・学部長、北ヨーロッパ学会理事、一般財団法人スウェーデン社会研究所代表理事・所長。東京大学法学部卒業、イギリス・ウォーリック大学国際研究学部博士課程修了。専門分野は公法学、北欧諸国を中心とした社会心理学。著書に『日本の若者はなぜ希望が持てないのか』『みんなの教育 スウェーデンの「人を育てる」国家戦略』(共著)など