アジアの未来を描き直す
インドからの発言

64頁
978-4-86329-283-3
定価 700円 (+税)
2024年4月30日発行
紹介

30の公用語、1200の言語、約7万のカースト、3億3千万以上の神・女神を持つ多様性あふれるインドからの挑発的な問い。「国民国家」は自明のものか——

目次

アジアの未来を描き直す——南アジアからのひとつの応答 アシシュ・ナンディ インドから多様性を考える——アシシュ・ナンディ/藤原帰一

著者

アシシュ・ナンディ

一九三七年インド、ビハール州バーガルプル生まれ。政治心理学者、社会・文明評論家。ナーグプル大学大学院修士課程修了。発展途上社会研究センター(CSDS)研究員、所長を務める。インド社会科学研究会議・国家指名会員。二〇〇七年福岡アジア文化賞大賞受賞。著書にAt the Edge of Psychology: Essays inPolitics and Culture, The Illegitimacy of Nationalism:Rabindranath Tagore and the Politicsof Selfなど多数。

藤原 帰一

ふじわら きいち

一九五六年東京都生まれ。東京大学名誉教授。専門は国際政治学、比較政治学、フィリピン政治研究。東京大学大学院博士課程及びイェール大学大学院修士課程修了。千葉大学助教授、東京大学社会科学研究所助教授、東京大学大学院法学政治学研究科教授を歴任。著書に『デモクラシーの帝国―アメリカ・戦争・現代世界』『平和のリアリズム』(石橋湛山賞受賞)『これは映画だ!』『不安定化する世界―何が終り、何が変わったのか』など多数。