紹介
息子の誕生とともに始めた年賀状エッセイ集。子育て、学校教育、自らの学問研究の苦悩など、試行錯誤をくり返しながら積み重ねてきた22年間にわたる家族の絆を、年賀状とエッセイで綴る年次報告書。1983年から2005年までの社会情勢を「流行語」を織りまぜながら分析した点も含めて、興味深く読むことができる好著。
※2007年5月、第10回日本自費出版文化賞〈文芸・A部門賞〉(日本グラフィックサービス工業会主催・日本自費出版ネットワーク主幹)を受賞。詳しくはこちら。(2006年6月発行)
著者
高橋 鍾
たかはし・あつむ
たかはし・あつむ
1943年島根県生まれ。1970年九州大学大学院文学研究科修士課程終了。専攻はイギリス文学。訳書に『ケス 鷹と少年』(彩流社)、『気の向くままに 同時代批評1943-1947』(彩流社、共著)。著書に『オーウェル 20世紀を超えて』(音羽書房鶴見書店 共著)、『Orwell:A Centenary Tribute from Japan』(彩流社、共著)など。