吉川満さん、ヒマラヤ山系で6000m級に登頂成功(2005.5)


 小社刊『九州の山歩き』の著者、吉川満さん(68)を中心とした登山隊が、4月14日、ヒマラヤ山系のアイランド・ピーク(6160メートル)の登頂に成功しました。
 登山隊は吉川さんを含め「八代ドッぺル登高会」の4人で編成。平均年齢64.8歳、全員が4000メートルを超える山の登頂歴をお持ちです。
 アイランド・ピークはエベレストの南方に位置する山で、一行はネパールのカトマンズに4月3日に到着、高度順応のため4000メートルから5400メートルの3つの山に上りましたが、メンバーのうち2人は高山病で下山、吉川さんと土森大海さん(65)のお二人が頂上に登頂しました。
 吉川さんは高山病と闘いながらの二十二日間の登頂を「ヨーロッパの山はスポーツ登山だが、5000メートルを超えるヒマラヤ登山は死と隣り合わせ」「豊富な山の経験と周到な準備が必要」と語る一方、「70歳になったら7000m級の山を制覇したい」と次の目標にも意欲的です。

 『九州の山歩き』は2005年4月初版発行、ご好評につき、現在増刷中です。(2005.5.26)
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