弦書房週報 第3号(2009.12.4)

今月中旬、『書物の声 歴史の声』(平川祐弘〈“すけ”の字は示に右〉、2415円)が刊行になります。小泉八雲。アーサー・ウェイリー、ダンテ、マッテオ・リッチなどの研究や、日本・西洋・非西洋の文化の比較研究でも著名な著者による随筆集。世界の名著の中から177を選び、本をめぐるエピソードを中心にまとめています。読みごたえ十分。読書好きな方におすすめです。

山と水の画家 吉田博』(2205円)が好評です。2010年1月30日(土)と2月6日(土)、福岡市美術館で著者の安永幸一さんが吉田博について講演の予定です。同館所蔵の吉田作品も間近で見られるそうで、楽しみな企画です。両日とも14:00~15:30開催予定。
また、読売新聞11月30日夕刊に書評が掲載されました。

肥薩線の「SL人吉」が11月でとりあえず運行を完了。来年もまた運行予定のようです。肥薩線の近代化遺産』(2205円)

『逝きし世の面影』の著者・渡辺京二さんのもうひとつの名著『江戸という幻景』(2520円)の5刷ができました。何度も読んでみたい本です。

『水俣病研究』第5号(終刊号)は、遅くなりましたが2010年7月頃をめどに作業を進めています。第4号までご購入の読者のみなさま、いま少しお待ちください。(3号、4号とも在庫極僅少、いずれも表紙に傷みがあります。在庫切れの場合もありますのでお問合せください)

第2号でお知らせした「野見山暁治版画展」がもうすぐ開催です(12月8日~12月21日)。先日、会場のギャラリー412のスタッフの方から表参道のイルミネーション復活のことをお知らせいただきました。同ギャラリーは表参道ヒルズ内にありますので目の前ですね。
今号の『季刊銀花』に野見山暁治さんが染色家の柚木沙弥郎さんについて語ったインタビューが掲載されています。同号書評欄には『眼の人 野見山暁治が語る』(2100円)の書評も載っています。

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