弦書房週報 第23号

◆今年も8月がやって来ました。「靖国神社」「原爆」「太平洋戦争」といったことばの他に「韓国併合100年」が注目されています。このことばはひじょうに複雑な経緯をもつもので、「併合」ではなく「合邦」を目ざしていたという歴史はあまり表に出てきません。この8月に改めて近代史を読み直してみたいものです。
『筑豊・軍艦島ー朝鮮人強制連行、その後』(林えいだい、定価2100円)、『靖国の源流ー初代宮司・青山清の軌跡』(青山幹生/青山隆生/堀雅昭、定価2205円)

◆夏に、訪ねてみた高原(西日本域)の第1位は、大分の久住高原だそうです。阿蘇は第5位。夏でも20度の気温はやはり魅力的。水がおいしく、展望がすばらしく、温泉が豊富で森林の散歩が満喫できます。『九重山 法華院物語ー〈山と人〉』(松本征夫/梅木秀徳、定価2100円)、『阿蘇森羅万象』(太田眞也、定価2100円)

『決定版九州の山歩き《増補》』(吉川満、定価2100円)が出ました。情報量とルートの多彩さで定評のある山の達人・吉川満氏によるガイド本です。

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