弦書房週報 第35号

◆大阪市のジュンク堂本店にて写真展「素顔のカトマンドゥ」展、1月13日〜2月28日。日本在住20年のラジャ・ラトナ・スタピットさんが。『素顔のカトマンドゥ《日本が教えてくれた故郷》』(定価 1890円)の刊行に合わせて店内にて写真を展示します。ガイドブックにはない、ネパールらしい景色や人々の顔が鮮かな色彩とともに表現されています。本書は1月下旬刊行です。
◆大分の豊後大野市がシカやイノシシの駆除対策として、中国やロシアからハイイロオオカミを輸入して放つ計画があるようです。かつて、沖縄でハブの駆除対策にインドからマングースがもちこまれた結果、本来の生態系が大きく崩れヤンバルクイナなどが激減したという経緯があるにもかかわらずこの対策にすがろうとする動きは、危険なのではないでしょうか。『阿蘇・森羅万象』(定価2100円)、『スズメはなぜ人里が好きなのか』(定価1995円)
▶熊本学園大学は、タイのマプタット工業団地の公害問題について、1月20日シンポジウムを開く予定です。現地住民に水俣病の教訓を生かしてもらう試みです。『宝子たち《胎児性水俣病に学んだ50年》』(定価2100円)
▶福岡県田川市の石炭歴史博物館が、北海道釧路市の市立博物館と連携して、台湾の瑞三鉱業跡の炭鉱遺産の調査に乗り出す予定です。2月中旬ごろから共同海外調査が始まり旧産炭地の活性化につなげようとしていま

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