宮座の変容と持続
近現代の九州北部における実証的研究

A5判 342頁
ISBN 978-4-86329-012-9 C0039
定価 3000円 (+税)
2010年10月発行
紹介

宮座とは、一定の家筋に属する者たちや氏子たちで構成される祭祀組織(神事組合)と位置づけられており、特に九州北部によくみられ、現在も持続して運営されている。本書は明治期以降から戦中戦後期の宮座の形態を各地に取材調査した労作である。村落共同体と密接に結びついて、地域の宗教行事のほか、政治経済、人間関係など、村社会を健全に保つ役割を果たしている宮座の存在とその意義を考えるうえで重要な内容となっている。

著者

山口 信枝