紹介
富貴寺悲愁 表紙「この物語はすべてが善意に発しているがゆえに、悲愁は深い」(江後寛士氏)、「理非を越えた人間の情愛」(松原新一氏)と評された長編『富貴寺悲愁』は、初稿の発表以来三十余年、推敲に推敲を重ねた著者の代表作。周囲の理解を越える愛と死のかたちを描いた『時空』、癌を自らに告知した医師の心の揺れを異国での人との触れ合いに重ねて描く『近道』の近作中編をあわせた小説集。(文庫判)
著者
河津 武俊
かわづ・たけとし
かわづ・たけとし
1939年、福岡市生まれ。現在大分県日田市で内科医院を開業。
主な著書に『愁澄《漂泊と憂愁の詩人・岡田徳次郎の世界》』(講談社)『山里』(みずき書房)『漂泊の詩人《岡田徳次郎》』『山中トンネル水路《日田電力所物語》』(日田文学社)『富貴寺悲愁【文庫判】』(弦書房)。
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