紹介
維新以後、近代国家形成にむけて邁進していった政財界の中枢に、常に影のように寄り添いながら世界を見すえた男、杉山茂丸の生涯。日清・日露戦争、日韓併合、五・一五事件、鉄道や港湾の計画など重要な局面では必ず卓越した行動力を発揮した近代の怪物が描いた夢に迫る
著者
堀 雅昭
ほり・まさあき
1962年、山口県宇部市生まれ。著書に『戦争歌が映す近代』(葦書房)、『ハワイに渡った海賊たち』『井上馨〈開明的ナショナリズム〉』『靖国誕生〈幕末動乱から生まれた招魂社〉』『鮎川義介〈日産コンツェルンを作った男〉』『関門の近代〈二つの港から見た100年〉』『寺内正毅と近代陸軍』(以上、弦書房)などがある。
弦書房より発行の関連書籍
中原中也と維新の影 |