炭山の王国 渡辺祐策とその時代
「宇部の神様」と呼ばれた企業家の評伝

A5判・並製・300頁
ISBN978-4-902116-92-2 C0023
定価 1905円 (+税)
2007年10月発行発行

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紹介

 かつて日本一の海底炭田であった山口県宇部炭田。その中心にあった沖ノ山炭鉱の創業者・渡辺祐策(わたなべすけさく)。「共存同栄」を旗印に掲げて宇部興産(株)の基礎を創りあげ、〈宇部の神様〉となった企業家にして思想家が遺したものは何か。炭鉱時代の残影とその時代の精神を求めて、ゆかりの地を訪ね丹念に聞き書きをし、資料を読み解いて、その郷土愛に満ちた生涯をたどる。(発行/宇部日報社、発売/弦書房)
(2007年10月発行)

著者

堀 雅昭

ほり・まさあき

1962年、山口県宇部市生まれ。著書に『戦争歌が映す近代』(葦書房)、『ハワイに渡った海賊たち』『井上馨〈開明的ナショナリズム〉』『靖国誕生〈幕末動乱から生まれた招魂社〉』『鮎川義介〈日産コンツェルンを作った男〉』『関門の近代〈二つの港から見た100年〉』『寺内正毅と近代陸軍』(以上、弦書房)などがある。

弦書房より発行の関連書籍

中原中也と維新の影
杉山茂丸伝 アジア連邦の夢
ハワイに渡った海賊たち