紹介
小林松太郎・著 『小説の姿』『木造西洋館』。
対話が交錯する 多幸の状態から 無限に甲虫が 温泉を迷走し 型録は反復して 下着の陳列で 変装の行列に 男女が失名する 多重の風景が 小説の姿となる
著者
小林 松太郎
こばやし・まつたろう
1933年兵庫県生まれ。長崎県立諫早高校の文学同人誌「緑星」で風木雲太郎に見出され、火野葦平の薦めで早大仏文に進むも中退。宮崎耿平(康平)の口述筆記を務める。島原鉄道教養室勤務。文芸同人誌「火山部落」主宰。「九州文学」(第五期)同人。1980年急逝した野呂邦暢の後を継ぎ、二〇〇〇年まで九州芸術祭文学賞選考委員(長崎県地区)。2014年没。著書に「雲仙噴火の日々」(葦書房1992年)。
弦書房より発行の関連書籍
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火山部落〈随筆集〉小林松太郎作品集Ⅱ |