ていねいに生きて行くんだ

四六判/288頁/並製
978-4-86329-194-2
定価 2000円 (+税)
2019年9月発行
紹介

ていねいに生きる人たちへ、畏敬の念をこめて贈る一冊。加計呂麻、水俣、東京、福島・・・石牟礼道子、島尾敏雄との交流も含めて過去から現在まで、小さな旅の記憶をたどり書きとめた70のエッセイ集。◆第61回熊日文学賞受賞

目次


◆目次から◆

一 老婆とわれと入れかはるなり
孤 島尾敏雄
還 石牟礼道子


二 眠れぬ夜に眠るには
詠 夏目漱石・与謝野晶子・若山牧水
旅 種田山頭火・中原中也
詩 淵上毛錢

三 ていねいに生きて行くんだ
災 天変地異の怖さ
潔 病いと向き合う
生 逝ってしまった人たちへ

四 私の居場所・帰る場所
郷 ふるさと人吉と八代
青 見知ラヌ自分ガソコニイル!

五 歩きながら考える
命 直かに見る
躍 読み返してみてよかった
森 来てみたかった
北 雪がはらはらと舞う時に

著者

前山 光則

まえやま・みつのり

1947年、熊本県人吉市生まれ。人吉高校卒(昭和41年3月卒、18回生)、法政大学卒。元高校教師。
著書に、『球磨川物語』『山里の酒』『山頭火を読む』『球磨焼酎《本格焼酎の源流から》』『昭和の貌―《あの頃》を撮る』『若山牧水への旅《ふるさとの鐘》』『ていねいに生きて行くんだ』、編著に『淵上毛錢詩集』など。