市原猛志
【大正期/東京都文京区/木造2階建】
研究活動の報告会というものを今まで主催事業として行うことはなかったのだが、今回、自分単独での研究を広く伝えるという意味で、年度報告会を開催することになった。会場に選んだ千駄木マドという施設は、小規模の会議などに使えるレンタルスペースとして2017年にオープンした。もともとは民家であった建物なので、外観からはとてもレンタルスペースという風に見えないところも特徴的で、1階がキッチン付きの会議室として使用できることから、食事も兼ねながらこの年の活動と研究に関する進展を報告する、忘年会のような場となった。鉱滓煉瓦研究の年度報告会として開催し、普段なかなかお会いできない東京方面の皆様に自分自身の活動報告の場ができたことは、非常にありがたいことだ。難があるとすれば、会場のキャパシティの問題で大規模な報告会という形をとれないということくらいか。当面は今回の研究予算がある限りはこのような機会を続けていきたいと思っている。