内田 信

1951年,佐賀県生まれ.大阪大学大学院理学研究科にて,<水俣病>・メチル水銀中毒の研究を深める.1976年,大阪府立高校教員に採用.学生に化学を教える一方,水俣病患者を学校に招いて授業を行うなど,人権教育活動にも邁進した.1989年,本書収録の論文「水俣病の発生予防・労働者の水銀中毒防止のための環境化学的研究」を発表.高校教員退職後も,水俣病訴訟への支援を長く続ける.2021年10月,誤嚥性肺炎のため亡くなった.享年70歳.