弦書房週報 第42号

▶ラフカディオ・ハーン来熊120年記念:舞台『青柳』が上演。台本は平川祐弘氏(東京大学名誉教授)。熊本市の県立劇場で10月27日(木)18時30分から。
▷▷『ラフカディオ・ハーンの英作文教育』『書物の声 歴史の声』

▶辛亥革命100年記念:「辛亥革命と東アジア」のテーマで講演会とシンポジウムが開催。福岡市のエルガーラホール7Fで。
10月29日(土)14時〜16時30分 講演会
10月30日(日)10時〜16時30分 シンポジウム
(福岡ユネスコ協会:092-715-8768)
▷▷『いま〈アジア〉をどう語るか』『アジアの文化は越境する』『霊園から見た近代日本』

▶堀越千秋展 東京・銀座1丁目の画廊香月(奥野ビル605号、TEL:03−5579−9617)で。板に描いたアフリカの動物たちの絵が味わい深く見ごたえがあります。10月22日(日)まで。
▷▷『赤土色のスペイン』

▶産業考古学会の全国大会:熊本市の熊本学園大学で11月19日(土)、20日(日)
▷▷『北九州の近代化遺産』『筑豊の近代化遺産』『福岡の近代化遺産』『筑後の近代化遺産』『肥薩線の近代化遺産』『九州遺産』

▶10月9日(日)に熊本市でカリガリ(かつての水俣病闘争の基地兼居酒屋)の40周年を祝う会がありました。店主の松浦豊敏さんは、戦時中、日本一歩いた冬兵団の兵士でした。中国・漢口あたりから仏印(ベトナム)との国境あたりまで(ビルマまで行軍の予定)行軍して終戦をむかえた、その戦地の極限状況を淡々とつづった『越南ルート』(石風社)が同時に刊行されました。文章の中に、ひじょうに鋭い感覚の持ち主であることがわかることばが刻まれており、感銘を受けます。

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