田んぼは野鳥の楽園だ
 

A5判・270頁
978-4-86329-083-9/C0045
定価 2000円 (+税)
2012年中旬発行
紹介

田んぼに飛来する鳥170余種の観察記。鳥たちは田んぼで何をしているのか。人はどのように鳥たちと交流してきたのか。営々と築かれてきた豊かな自然=田んぼの存在価値を鳥の眼で見たフィールドノート。田んぼは常に変化する。春夏秋冬、それぞれの時季に飛来する鳥の生態を克明に観察、撮影、さらに文献も精査してまとめた労作。田んぼと鳥と人間の博物誌。

目次

Ⅰ 四季の鳥
春(ヒバリ、タマシギほか)
夏(サギ類、ツバメほか)
秋(スズメ、ドバト、カルガモほか)
冬(ミヤマガラス、ニュウナイスズメ、ツル類、猛禽類ほか)

Ⅱ 鳥と人間
水鳥・サギ類/トキ類/コウノトリ類/ツル類/バン・クイナ類/シギ・チドリ類/カモメ類/アジサシ類/カワセミ/カモ類/ガン類/ハクチョウ類/カイツブリ類/アビ/ウ類
陸鳥・小鳥類(ムクドリ、セキレイの仲間、モズの仲間、 セッカ、カラスの仲間)/アリスイ/ハト類/キジとウズラ/ワカケホンセイインコ/猛禽類
〈鳥類の生息状況一覧〉

Ⅲ 田んぼの生物多様性

著者

大田 眞也

おおた・しんや

1941年、熊本市生まれ。熊本大学教育学部卒業。
現在、さまざまな野鳥の生態観察とその記録撮影、および野鳥の文化誌研究を続けている。
日本鳥学会会員、日本野鳥の会会員。
著書に『熊本の野鳥記』(熊本日日新聞社)、『カラスはホントに悪者か』『スズメはなぜ人里が好きなのか』『田んぼは野鳥の楽園だ』『里山の野鳥百科』『猛禽探訪記―ワシ・タカ・ハヤブサ・フクロウ』『ハトと日本人』『ツバメのくらし百科』『ツバメのくらし写真百科』『白い瑞鳥記』(以上、弦書房)ほか。

弦書房より発行の関連書籍

里山の野鳥百科
ツバメのくらし百科
カラスはホントに悪者か
スズメはなぜ人里が好きなのか