FUKUOKA U ブックレット 17
ボクシング史料が語るアジア
《日本・フィリピン関係史》

80
9784863292017
定価 800円 (+税)
2020年8月15日発行
紹介

日本・フィリピン交流史からこぼれ落ちたスポーツを巡る史料探索の旅。「ボクシングという大衆文化への着目は、政治家や外交官僚が主役とされていたアジア外交の舞台に、ボクサーや興行師たちが重要な役割を担っていたという事実を明らかにした……」(「はじめに」から)。

目次

戦中・戦後の日比関係/ボクシング東洋選手権とは/ボクシング史料から歴史を描くことの意味/個人文書における証言と記憶/フラッシュ・エロルデ夫人との出会い/勝又行雄とフィリピンの人々/クリスチャン・ボクサー、金子繁治

著者

乗松 優

のりまつ すぐる

1977年愛媛県生まれ。ポートランド州立大学歴史学部客員研究員。九州大学大学院比較社会文化学府修了。博士(比較社会文化)。著書に『ボクシングと大東亜―東洋選手権と戦後アジア外交』(忘羊社、第33回大平正芳記念賞受賞)、論考に「ボクシングから読み直す日本・フィリピン関係史」(『ジャーナリズムは歴史の第一稿である。』成文堂)や「『フジヤマのトビウオ』とブラジル日系コロニアの戦後」(『現代思想』2019.4、青土社、第1回JICA海外移住懸賞論文特別賞受賞)など。

弦書房より発行の関連書籍

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