歴史・伝記 105件
- 霊園から見た近代日本
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青山霊園、谷中霊園、泉岳寺、木母寺……墓地を散策し思索する。墓碑銘から浮かびあがる人脈と近代史の裏面。《玄洋社》をキーワードに読み解き、歴史背景の解釈に新たな視点を示した一冊。
- 四六判 240頁
- ISBN 978-4-86329-056-3 C0021
- 定価 1900円 (+税)
- 2011年3月発行
- ラフカディオ・ハーンの英作文教育
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2004年(平成16)6月、熊本県立図書館でラフカディオ・ハーンの松江時代(明治23〜24年)の教え子、大谷正信と田辺勝太郎の英作文ノートのガラス乾板約90枚が発見された。そこにはハーン直筆の添削跡とコメントが記されており、教育者としてのハーンを明らかにする一級資料として知られている。ジャーナリストであり、教育者でもあったハーンは日本に、そして日本の若者に何を感じたのか、何を伝えたかったのか。ハーン先生の生徒への思いがガラス乾板からよみがえる。本書ではハーン直筆の添削跡、生徒へのコメントが残るノートを収録、その内容を判読・復元し、日本語訳を付した。テーマは延べ50項目。資料の分析・解説付。
- 四六倍判(26㌢×19㌢)220頁
- ISBN 978-4-86329-057-0 C0021
- 定価 3200円 (+税)
- 2011年4月発行
- ラフカディオ・ハーンの英語クラス
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明治25〜26年、当時熊本五高生だった黒板勝美(くろいた・かつみ、1874〜1946、東京帝国大学教授、国史学界の大御所、『国史大系』編纂者)がラフカディオ・ハーンから受けた英語授業の自筆ノートが東京大学文学部英文科研究室の市河文庫から発掘された。現代の英語教育を先取りした、比較文化的な見方が随所に光る。過去2作の関連書とともにきわめて貴重な資料であり、文学者・教育者としてのハーンの実像がさらに鮮明になる。
- 四六倍判(26㌢×19㌢)/176ページ/上製
- 978-4-86329-106-5
- 定価 3200円 (+税)
- 2014年10月発行
- ラフカディオ・ハーンの英語教育
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ハーンは熊本五高生たちに英語をどのように教えていたのかーー。明治26−27年、ハーンから直接英語を習い、その授業内容を克明に記録した五高生の《講義ノート》が始めて発見された。この貴重なノートから明らかになるハーンの熊本時代の実像。「講義ノート」全文(英文)復刻とその翻刻、日本語訳と注を収録。「講義ノート」発見の経緯とその価値および意義を、比較文化の面から、さらに英語教育上のハーンの独自性について平川祐弘氏(東京大学名誉教授)、西川盛雄氏(熊本大学名誉教授)が解説。ハーン愛好者、英語教育・英語研究者におすすめの貴重な文献。
- 四六倍判(26㌢×19㌢)144頁
- ISBN 978-4-86329-085-3 C0021
- 定価 3200円 (+税)
- 2013年4月発行
- 雷鳴福岡藩 草莽・早川勇伝
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雷鳴福岡藩 草莽・早川勇伝 表紙幕末の福岡藩、勤王か佐幕か、血をよぶ藩政動乱の渦中で、西郷・高杉・中岡らと薩長筑連携の道を探って奔走した草莽の志士・早川勇の初の本格的伝記。(2004年7月発行)
- 四六判・上製本・284頁
- ISBN4-902116-23-5 C0023
- 定価 2000円 (+税)
- 2004年7月発行
- 山と水の画家 吉田博
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明治・大正・昭和の洋画壇の頂点を生きぬき、太平洋画会の創立・発展に貢献した画家・吉田博(1876~1950、「よし」は下が長いもの)。明治期に私費で渡米、アメリカとヨーロッパで早くから人気を博し、現在でも彼の絵(特に山の木版画)に対する評価は高い。感動的な多色刷木版画はいかにして生み出されたのか。その真摯な生き方と、山岳への畏敬、そして深い思索と破天荒な行動力を併せ持った生涯を描く評伝。カラー図版53点収録。
- A5判・並製・220頁(カラー32頁)
- ISBN978-4-86329-025-9 C0071
- 定価 2100円 (+税)
- 2009年8月発行
- 山と人 百話《九州の登山史》
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修験の山からヒマラヤまで--近代以前の山登りから明治大正をへて現代までを1話読み切り形式でまとめた104編の山のエピソード集。九州ゆかりの岳人たちが繰り広げる壮大な物語を、膨大な文献調査と聞き取りをもとに集成。九州や日本各地の山から世界各地の山まで、年代ごとに11の項目でまとめ、登山の変遷がわかるように構成。
巻末に《九州の登山史年表》を収録。- A5判・並製・268頁
- ISBN978-4-902116-82-3 C0076
- 定価 2200円 (+税)
- 2007年5月発行