日本二十六聖人 三木パウロ 殉教への道

300頁
978-4-86329-287-1
定価 2200円 (+税)
2024年7月15日発行
紹介

1597年の日本二十六聖人殉教者を代表する人物とされる三木パウロの実像はあまり知られていない。彼が天草コレジヨの生徒であったこと、そのコレジヨをなぜ退学したのか。神父ではなく説教師としての生き方を選んだのはなぜか。フロイス、パジェス、モレホン等の文献や書簡、天草コレジヨ館の収蔵品などから読み解いた労作。

目次

第一章 キリシタン武将・三木判大夫
第二章 安土セミナリヨ
第三章 コレジヨ、修練院(ノヴィシアド)、セミナリヨの変転
第四章 三木パウロのコレジヨ退学
第五章 フランシスコ会宣教師の来日
第六章 二十六人殉教への旅
第七章 江戸の大殉教

著者

玉木 讓

一九四八年、熊本県天草市河浦町新合に生まれる。現在「天草市立天草コレジヨ館」に勤務、天草文化協会副会長〈著書〉『天草⦿木漏日が照らす』(社会評論社/1996)、『宇宙院英三郎』(熊本日日新聞情報文化センター/1998)、『天草学林・東向寺説の欺瞞を暴く』(天草文化出版社/2001)、『天草河内浦キリシタン史』(新人物往来社/2013/天草文化出版賞)、『天草キリシタン遍路』(熊日出版/2018/日本自費出版特別賞)。共著に『天草吉利支丹史探訪』(天草殉教者記念聖堂/2010)、『保存版 天草の今昔』(郷土出版社/2013)がある。

弦書房より発行の関連書籍

アルメイダ神父とその時代