アジア独立と東京五輪
「ガネホ」(GANEFO)とアジア主義

四六判・並製・192ページ
978-4-86329-086-0
定価 1800円 (+税)
2013年2月発行発行
紹介

1964年(昭和39年)東京オリンピック開幕ーーこの時、インドネシアが参加できなかったのはなぜか。
欧米主導のオリンピックと対峙して、インドネシア大統領スカルノが主導したアジア・アフリカを中心にしたもうひとつのオリンピック《ガネホ》=GANEFOに光をあてて、日本、欧米、東南アジアの関係史を検証し、「オランダ」「インドネシア」「近代化(欧化主義)」「オリンピック」「アジア主義」をキーワードに現代を読み解く。

目次

第一章 東京オリンピックの世紀
第二章 オランダの帝国主義
第三章 鎖国の時代
第四章 開国前夜
第五章 インドネシア独立戦争
第六章 ガネホと東京オリンピック/〔関連年表〕

著者

浦辺 登

うらべ・のぼる

昭和31年、福岡県生まれ。福岡大学卒。日本近現代史を中心に研究、執筆、講演、史跡案内を続けている。著書に『太宰府天満宮の定遠館―遠の朝廷から日清戦争まで』『霊園から見た近代日本』『東京の片隅からみた近代日本』『アジア独立と東京五輪―「ガネホ」とアジア主義』(以上、弦書房)。

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