小さきものの近代 1

320頁
978-4-86329-248-2
定価 3000円 (+税)
2022/7/29発行
紹介

『逝きし世の面影』『江戸という幻景』『黒船前夜』『バテレンの世紀』に続く、日本近代素描。鮮かに浮かび上がる、名もなき人びとの壮大な物語。
維新革命では、国民ひとりひとりの小さきものの幸・不幸など問題ではなかった。本書では、国家次元のストーリーではなく、近代国民国家建設の過程で支配される人びと=小さき人びとが、その大変動をどう受けとめ、自身の〈近代〉を創り出すために、どのように心を尽くしたかを描く。

【書評等掲載情報】
熊本日日新聞2022年8月10日(水)付 池澤夏樹・作家
北海道新聞2022年9月18日(日)付 若松英輔・批評家・随筆家
東京新聞2022年9月24日(土)付 高山文彦・作家
中日新聞2022年9月25日(日)付 同上

目次

第一章 緊急避難
第二章 徳川社会
第三章 自覚の底流
第四章 開国と攘夷
第五章 異国経験
第六章 幕臣たち
第七章 敗者たち
第八章 女の力
第九章 黙阿彌と円朝

著者

渡辺 京二

わたなべ・きょうじ

1930年、京都市生まれ。熊本市在住。日本近代史家。主な著書に『北一輝』(毎日出版文化賞、朝日新聞社)『逝きし世の面影』(和辻哲郎文化賞、平凡社)『近代をどう超えるか―渡辺京二対談集』『もうひとつのこの世-石牟礼道子の宇宙』『死民と日常―私の水俣病闘争』『万象の訪れ-わが思索』『預言の哀しみ―石牟礼道子の宇宙Ⅱ』『江戸という幻景』『荒野に立つ虹』『未踏の野を過ぎて』『幻のえにし-渡辺京二発言集』(以上、弦書房)『黒船前夜-ロシア・アイヌ・日本の三国志』(大佛次郎賞、洋泉社)『バテレンの世紀』(新潮社)『原発とジャングル』(晶文社)など。

弦書房より発行の関連書籍

死民と日常
万象の訪れ
未踏の野を過ぎて
〈渡辺京二対談集〉近代をどう超えるか
江戸という幻景
新編 荒野に立つ虹
もうひとつのこの世
預言の哀しみ
幻のえにし 渡辺京二発言集
肩書のない人生