弦書房刊『〈三池炭鉱写真誌〉地底の声』『三池炭鉱遺産 万田坑と宮原坑』の写真家・高木尚雄さんの写真展が、福岡市のアクロス福岡で予定されています。詳細を、以下HPより引用します。
2025年9月15日(月)~9月21日(日) 10:00~18:00
(初日12:00から最終日16:00まで)
元炭坑マンが撮った三池炭鉱 ~世界遺産登録10周年~
明治以降「三池炭鉱」は「八幡製鉄」「筑豊炭田」と並び、九州・日本の近代化の礎となったと言っても過言ではありません。
髙木尚雄氏(故人)は三井三池の元炭坑マン。炭鉱華やかりし昭和30年代から、採炭現場や炭坑の暮らしなどの写真を撮り続けました。その数は580余点、ネガフィルムは6,000コマに及びます。
社員とはいえ趣味・私用での坑内撮影は労災保険の適用もなく、落盤・ガス爆発などの危険と隣り合わせの撮影でした。それは今では撮ることができない貴重な記録でもあります。
今回はほんの一部の展示ですが、世界遺産登録10年目を迎えた今、炭坑内の労働や炭住の人々の暮らしを垣間見ることで、あらためて九州の地底(じぞこ)のエネルギーを感じると共に、若い方々には誇りと次世代創造の源としてもらえれば幸いです。
『三池炭鉱遺産』刊行時、15年前のインタビューはこちら!