伝統の味を守りながら先人の知恵と技に学び、工夫を重ね進化を試みる職人たちの活気に満ちた気概を伝える。焼酎がつくられ、飲まれ始めた中世の頃から現代までの歴史をたどり、焼酎の中で最も古くから飲まれている《米焼酎》の世界を掘り起こす。製法の変遷や風土の特性を通して、球磨焼酎の魅力、おいしさの秘密に迫る。また、球磨焼酎をこよなく愛した文人墨客、庶民の呑み方を紹介。飲酒好きな人たちからいかに厚く支持されてきたかを知ることができる。球磨焼酎の伝統を育んだ球磨・人吉地方の名所旧跡や民間習俗も紹介。
球磨焼酎関連地図
球磨焼酎はなぜおいしいか?
球磨焼酎を育てた人吉盆地球磨焼酎の歴史
球磨焼酎のいま
もっと知ろう球磨焼酎のふるさと〈人吉球磨〉の魅力
蔵元紹介/球磨焼酎略年表/焼酎用語集
新装版あとがき/参考文献/執筆者一覧
球磨焼酎酒造組合
前田一洋(執筆担当「球磨焼酎のふるさと」「人吉盆地の魅力」「もっと知ろう球磨焼酎のふるさと〈人吉球磨〉の魅力」)昭和十一年、熊本県人吉市生まれ。熊本大学教育学部卒。熊本県内の小学校、熊本県文化課などに勤務の後退職。著書に『球磨弁まっ出し』『球磨弁いろはまんだら』『酢蛸の味』『球磨弁詩集迫
ん太郎』『球磨弁珍語録』(いずれも熊本日日新聞社)『相良村誌人文編(文化財)』など。肥後考古学会、熊本地名研究会、日本地名研究所会員。球磨の焼酎学校校長。令和七年逝去。
鶴嶋俊彦(執筆担当「古代・中世の酒と球磨焼酎」) 昭和三十年、熊本県現熊本市生まれ。熊本大学大学院社会文化科学研究科博士課程修了。人吉城歴史館館長。城郭史、古代交通史などを研究。著書に「古代編」『須恵村誌』(須恵村教育委員会)、「中世八代の城郭と城下」『南九州城郭研究第2号』(南九州城郭談話会)、「相良氏と人吉城」『肥後学講座Ⅲ』(熊本日日新聞社)、「古代官道車路と鞠智城」『古代東アジアの道路と交通』(勉誠出版)。人吉市教育委員会文化財専門員。
井上道代(執筆担当「近世の球磨焼酎」)1948年、熊本県人吉市五日町生まれ。1971年、鹿児島大学法文学部文学科卒業。1993年より人吉市文化財保護委員、現在委員長。人吉市教育委員会の委託により人吉球磨歴史資料調査目録作成に従事。願成寺・相良神社・青井神社・聖泉院他個人所有文書など多数。球磨絵図活字化。諸家家譜作成。著書に『球磨おんな風土記』『昔人の聲』(弦書房)がある。
久保田順(執筆担当「近代の球磨焼酎」)昭和十七年、熊本県球磨郡錦町生まれ。山口大学文理学部文学科(国史専攻)卒。元高校社会科教諭。共著に、『人吉球磨の交通史』(社団法人人吉球磨自動車協会)、『人吉・球磨の歴史』(郷土出版社)。球磨郡錦町教育委員会教育委員長。
前山光則(執筆担当「現代の球磨焼酎」「文人たちと球磨焼酎」「球磨焼酎の味わい方」)1947年、熊本県人吉市生まれ。人吉高校卒(昭和41年3月卒、18回生)、法政大学卒。元高校教師。著書に、『球磨川物語』『山里の酒』『山頭火を読む』『球磨焼酎《本格焼酎の源流から》』『昭和の貌―《あの頃》を撮る』『若山牧水への旅《ふるさとの鐘》』『ていねいに生きて行くんだ』『ふるさと球磨川放浪記』、編著に『淵上毛錢詩集』など。
下田文仁(執筆担当「球磨焼酎の造り方」) 昭和四十二年、熊本県人吉市生まれ。同志社大学法学部卒。高校社会科教諭を経て、大和一酒造元代表社員を務める。著書に『球磨川と生きる』がある。球磨焼酎酒造組合理事。人吉市文化財保護委員。
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