本のある生活 330件

第240回 終わった気がしない

前山 光則  前回ちょっと触れたように、『生きた、臥た、書いた《淵上毛錢の詩と生涯》』(弦書房)が出来上がったばかりである。これを書こうと決めてから5年、書き始めてから3年、こうして一冊にまとめることができて、今、ホッと
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第239回 見知らぬ自分がそこにいる!

前山 光則  10月21日の「日本経済新聞」文化欄に、熊本県水俣市在住の萩嶺強(はぎみね・つよし)氏による「水俣の早世詩人を広める」と題する一文が載った。氏は淵上毛錢を顕彰する会の事務局長で、17年前から毛錢の詩世界を世
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第238回 湖底を案内した時のこと

前山 光則  石牟礼道子さんの最新エッセイ集『ここすぎて水の径』(弦書房)を、堪能して読んだ。 全部で四十七篇のエッセイが収められているが、後半の「古屋敷村」「石の中の蓮」に恥ずかしながらわたしと家の者が登場する。それは
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第237回 郵便ポストの話

前山 光則  先日、客人2人を案内して南阿蘇や山都町方面へドライブした。まだ紅葉には早すぎたものの、爽やかで、気持ちいい一日であった。  客人のうちのお一人、わたしとあまり変わらぬ年配のご婦人Kさんは、道々、「あら、懐か
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第236回 不知火海のほとりで

前山 光則  10月3日(土曜)、水俣へ用があって出かけたのだが、途中、芦北町あたりから国道3号線を外れて海辺の細道を辿ってみた。  八代から水俣へかけては海岸線が入り組んでいて、たいへん変化に富んだ景色が味わえるのであ
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第235回 「黒餡」 か「赤餡」か?

前山 光則  こないだ水俣へ出かけた時、地元育ちのI氏と一緒に町を歩いていて、大きなマーケットの横に回転饅頭の店を見かけた。「ここに支店があるんですか」と訊ねたら、「昔からそうですが……」、I氏は怪訝そうに応じた。  そ
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第234回 バッタとイナゴ

前山 光則  毎月1回、20人ほどのご婦人たちを相手に読書会の講師を務めている。皆さんわたしより年上で、70歳代が中心だが、とても元気な方たちである。現在テキストに使っているのは夏目漱石の「坊つちゃん」で、面白おかしい場
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第233回 石牟礼弘氏を悼む

前山 光則  8月20日(木曜)、水俣市在住の石牟礼弘氏が亡くなられた。享年89歳であった。  弘氏は作家・石牟礼道子さんの御主人で、二人は昭和22年に結婚。道子さんは短歌や文章を綴るうちに昭和44年1月に講談社から刊行
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第232回 吉井町にて

前山 光則  前回は大分県日田市でのことをレポートしたが、あの日の帰り道、福岡県うきは市に立ち寄った。S氏が、ちょっと会いたい人がいるからというので、つきあったのであった。  日田市から三隈川沿いの国道を走って約30分ほ
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第231回 鮠の甘露煮を買う

前山 光則  先月の17日と18日は用があって大分県日田市へ出かけた。日田は好きな町だ。知り合いの人が三隈川畔の日田温泉郷に宿をとってくれたから、川の近くを散策することができた。ここらは水辺に散歩道路があるので、川面を見
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