紹介
次々にユニークな作品を生み出す海辺育ちの二人が、今は亡き島尾敏雄の作品群を挟んで語り合う。消えてしまった島や海浜の習俗の豊かさ、南島歌謡の息づく島々と海辺の世界を縦横に語り、島尾の代表作『死の棘』の創作の秘密をも解きあかす。巻末に前山光則(作家)による詳細な解説を付す。(2003年5月初版発行)
著者
石牟礼 道子
いしむれ・みちこ
1927年、熊本県天草郡(現天草市)生まれ。
1969年、『苦海浄土―わが水俣病』(講談社)の刊行により注目される。
1973年、季刊誌「暗河」を渡辺京二、松浦豊敏らと創刊。マグサイサイ賞受賞。
1993年、『十六夜橋』(径書房)で紫式部賞受賞。
1996年、第一回水俣・東京展で、緒方正人が回航 した打瀬船日月丸を舞台とした「出魂儀」が感動を呼んだ。
2001年、朝日賞受賞。
2003年、『はにかみの国 石牟礼道子全詩集』(石風社)で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
2014年、『石牟礼道子全集』全十七巻・別巻一(藤原書店)が完結。
2018年2月、死去。
島尾 ミホ
しまお・みほ
しまお・みほ
1919年奄美群島加計呂麻島生まれ。作家。
弦書房より発行の関連書籍
石牟礼道子<句・画>集 色のない虹 | |
石牟礼道子全歌集 海と空のあいだに | |
ここすぎて水の径 | |
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預言の哀しみ | |
魂の道行き | |
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写真集 水俣を見た7人の写真家たち |