紹介
1990年代から韓国で30年余生活してきた著者が実感したことを語った講演録。韓国での日本文化開放(1990年代後半)から連綿と続く日韓文化の交流をたどる。日韓関係が「戦後最悪」と言われていたのは、誰にとってなのか。
著者
伊東 順子
いとう・じゅんこ
愛知県生まれ。ライター、編集者、翻訳家。1990年に渡韓。ソウルで企画・翻訳オフィスを運営。2017年に同人雑誌『中くらいの友だち 韓くに手帖』(晧星社)を創刊。著書に『続・韓国カルチャー 描かれた「歴史」と社会の変化』、『韓国カルチャー 隣人の素顔と現在』(以上集英社新書)、『韓国 現地からの報告―セウォル号事件から文在寅政権まで』(ちくま新書)、『ピビンバの国の女性たち』(講談社文庫)他。訳書に『搾取都市、ソウル―韓国最底辺住宅街の人々』(イ・ヘミ著、筑摩書房)他